乙女の映写室

好きな映画、特にキレイ・かわいい映画をご紹介します★

ベティの小さな秘密

監督:ジャン=ピエール・アメリス
脚本:ギョーム・ローラン(アメリ、天才スピヴェット)




【あらすじ】

聖リュシー精神病院を経営する父を持つベティ。

いつも一緒に遊んでいた姉・アニエスは寄宿舎へ出発。
アニエスは妹以外に”大人の友達”ができることにワクワク。

ベティは姉を親友と思っていたに子供扱いされたので傷つく。



ローズは家事を手伝ってくれる精神病患者。
(アメリのマドレーヌ・ウォラス役のヨランド・モローさん)

ママは危険だからと反対したけれども
パパが、おとなしい患者だから危険はないと説得した。

寂しいベティはローズをお手伝いしたり、
悩みを相談したり対等に接する。
でもやっぱり友達にはなれない。

ベティは病院の敷地内は危険だから
行ってはダメだと禁止されている。


学校では「大くま座は生け捕りにされたクマではないよ」と
先生には馬鹿にされ、
顔に大きなあざのある転校生には
「顔のあざは呪いの魔法で、治すためには
満月の真夜中に瓶詰したおしっこが必要」と
だまされてクラス中からからかわれる。


ママは浮気していて、子供のことは大事だけれども
夫婦仲は冷え冷え。

パパとママは別居することに。

ベティは子どもなので何も話してもらえない。
でも偶然そのことをベティは知ってしまう。


友達はいない、ママは家を出て、姉は寄宿舎に。


孤独なベティはあるとき、
自転車をしまってある納屋の近くに潜む青年を見つける。

パパの病院から脱走してきた患者・イヴォン。

警戒しながらも寂しいベティは青年をかくまう。
その青年はパパ曰く「危険はない。自身に危険があるだけ」。

ベティは彼の食事を用意し、
両親が眠ったら青年のところで話をして一緒に眠る。

純真なベティは周りから子ども扱いされて不満いっぱい。
でもイヴォンはベティを馬鹿にしないし1人にもしない。
彼にはベティしか頼る人がいない。

保護して面倒を見てあげることに満足感を覚えていたが
徐々に情が生まれて淡い恋心に。


 


顔がぼけてしまったけど、美人なママと素敵なおうち。



厚手の手編みカーディガンも可愛い💛



赤い千鳥格子のカーディガン💛



赤い革靴もかわいい(´ェ`)



保護されている犬のナッツ。

引き取ってあげたいけど、パパは許してくれない。
落ち着いたらもっと安全な子犬を買ってあげると言われる。
でも早く引き取ってあげないと殺処分されてしまう・・・。



キュンと来るシーン。
想像するほどにはロマンティックなシーンではないですが・・・(笑)。



キュンしかないシーン(´∀`)
かわいいカップル💛


生と死を考え、孤独や絶望を知り、
大人へと成長するベティを描く
ファンタジックな物語。

10歳のベティと25歳くらいの青年との
淡くもほっこりと美しい初恋物語ともいえます。



ナッツとイヴォンの純真な目。
かわいい(´ェ`)


◆今回気になったセリフ◆

「あなたにエリザベトと呼んでもらえたらうれしい」
「(ベティと呼びかける家族に)私はエリザべトよ」


愛称ではなく本名で。
少女ではなく女性として扱ってほしい。
そんな気持ちが詰まった一言にキュンとしました🌸

(※字幕では「エリザベス」ですがフランスなので違和感が・・・)




もう新品のDVDは販売されていないようです(´・ω・`)