皆様おなじみの冒険少女・不思議の国のアリスを
ヤン・シュヴァンクマイエル監督が撮ったらこうなった!!
彼の作品の大ファンで、中でも短編集とアリスが特に大好きです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
アリスのあらすじは広く知られていると思いますので
今回は監督について少し。
ヤン・シュヴァンクマイエル監督(以下、監督)は
チェコ・プラハ生まれのシュルレアリスト。
アニメーションの巨匠と呼ばれています。
アリスの画像は実写なのにアニメーション??と思いませんか?
彼は実写でアニメーションを撮るセンスと根気がある監督なのです。
CGは一切なし。
アナログ勝負。
コラージュや人形やはく製やトランプ・・・。
いろんなものの画像をつなぎ合わせてアニメーションに仕立て上げるのです。
ピングーやチェブラーシュカと言えばわかりやすいでしょうか。
作中で大きくなったり小さくなったりするアリス。
大きなアリスは画像の美少女ですが、小さくなったアリスは何と人形で表現。
シュール。
だが、それがかわいい。
”アニメーション”と表現される雰囲気は
予告編をご覧いただくとわかりやすいです(*´艸`*)
↓↓
静かな音楽、暗い映像、擬音だけで進む場面・・・。
グロテスクな表現はないのに悪夢感が漂う映画です。
私は彼を知らない人に説明するときは「チェコのティム・バートン(毒多め)」と表現します。
ティム様よりも不穏な毒を孕んではいますが、その作品の持つ特有の暗さにどことなく共通している箇所があるように感じるのです。
独特の悪夢感が共通していると思いませんか??
この悪夢感が癖になる媚薬のよう・・・(*´ェ`*)
毒を含むかわいさを好きな方には特に気に入ってもらえるのではないかなと思います。
余談ですが・・・。
私はこの作品をVHSで持っているのですが、DVDに焼くための環境を整えるかDVDを購入するかずーっと悩んでいます。
最近はあまりビデオデッキが売っていないし、売っていても高いし・・・。
テープの劣化もあるのでDVDを購入する方が良いかなぁと思うのですが、結構持っておきたいVHS作品があるので全部を買い直すとなると・・・。
という感じで悩み中です(;^ω^)
↓左からDVD、ブルーレイ