まず結論から言って、最高の映画でした。
笑うし、アクションかっこいいし、
二人のドタバタは楽しいし、
感動するし、ときめきもあるし、最高。
多分このあとも何度も最高って言う。
まず観てのとおりキャラの再現度が非常に高い。
冴羽リョウってフランスにいたのか…。
ストーリーやキャラの発言や動き方など
全てが原作に忠実で作品への深い愛と敬意を感じる。
CVは山寺宏一さんと沢城みゆきさん。
アニメバージョンの神谷明さんと伊倉一恵さんでは
ないことへの残念な気持ちは
自分でも驚くべきことにたった2割しかなかった。
声豚で原作厨で対応力なし子なのに。
多分二人とも大好きな声優さんなので
楽しみという気持ちが勝っていたのだと思う。
実際に作品を観て出た感想は、
「この二人で本当に良かった」。
当然オリジナルコンビでも良かったとは思うけど
実写とアニメを区別するには
最高のキャスティングだったように感じる。
もちろん違う声ではあるのだけれど、
話し方がキャラクターから想像するもの
そのものなのでスッと入ってくる。
ドラえもんやジャイアンやしんちゃんやカツオには
なかなか慣れることができなかった私が
第一声を聴いた時からスッと。
いやもう最っ高!
作品への純粋な感動に加えて
「違う人なのにすごく冴羽リョウ!」
という感動もあってほんと最高!!!!
更に声豚をブヒブヒ言わす仕掛けがまだあって
なんと
神谷明さんと伊倉一恵さん
カメオ出演😻
いやもう最高かよ!!!!!!!!
神谷明さんは2役。
まず冒頭の、手術を受けるモッコリ―さんと
リョウの担当セラピスト。
伊倉一恵さんは
香水をうっかりと持ち去ってしまった
スキッピーさんの奥様役。
まさに
デラックスな吹き替え!!!!
(昇天)
伊倉さんのは全然気づかなかったー!
声優さんって本当にすごいね…✨
音楽もちょいちょいオリジナルの
曲やSEが挿入される。
アクションシーンで
「FOOT STEPS」が流れたときは
アドレナリンぶしゃー!!!
きたきたきたきたきたー!!!!!!
って感じでもうね、もうね…!!!
しかもエンディングは「Get Wild」!
そりゃ泣くでしょー😭😭😭
感動と、うれし泣きと、
意外性にびっくり泣きと、あと、あと…。
とにかくいろんな感情が詰まった涙が
ポロポロドバドバ。
スローモーションの効果がかっこいい!
リョウと香の息ぴったりな銃撃シーンも感動!
アクションシーンも迫力ある!
ギャグもある!
シリアスもある!
牧村とリョウの過去の話もある!
ストーリーもしっかりしている!
原作の空気をしっかりと踏襲しつつも
フランス映画のおバカな雰囲気も
盛り込まれている!
海坊主もそっくり!
完&璧
いろんな要素もりもりなのに
全てのバランスが良くうまいこと成立している。
これ以上の実写版シティーハンターは
フィリップ・ラシャ―監督にしか撮れないと思う。
肉体改造して主演を監督自身で務めたことからも
強いこだわりを感じる。
ほかにも
「らんまちゃん、1/2ビールをお願い」
というセリフや亀仙人の登場などに
ジャパニメへの大きな愛を感じた。
日本人として嬉しい。
個人的にはマイナスポイントはナシ。
強いて言うなら
モッコリネタが多いことかな。
オースティンパワーズを楽しめる人なら
文句なしにお気に召すことでしょう。
苦手なら少し食傷気味になるかもだけど
それでも観てほしいクオリティ!
どうして神谷明さんではなかったのかという
裏話も素敵で。
実写とアニメは違うし年齢など
いろいろと今の自分ではできないと
思ったので神谷さんは辞退なさったとか。
そして山寺宏一さんにオファーがあったけど
最初遠慮からか固辞していたそう。
でも神谷明さんが背中を押してくださったので
役をお受けになったと。
めちゃくちゃエモくなーい?
監督:フィリップ・ラショー
制作年:2019年
原題:Nicky Larson et la parfum de Cupdon
フランスでの役名
冴羽獠→ニッキー・ラーソン
槇村香→ローラ・マルコーニ