ルシール・アザリロヴィックという女性の監督によって
描かれたみずみずしい悪夢のような少女たちのお話。
原作は「ミネハハ(フランク・ヴェデキント著)」。
少女たちは森の中の学校で生活しています。
この建物は彼女たち5人+新入りの居住区です。
新入りさんは棺に入れられて運ばれてくるので
場所は全くわからない状態です。
最年長者が1人いなくなったら
最年少者が1人補充されます。
イチバン年少者は赤いリボン、
最年長者は紫のリボンと色分けされています。
新しい年少者が入ってくるとみんなでリボンを交換します。
今回の最年長者は美少女ビアンカ。
紫のリボンの子は赤いリボンの子の
面倒を見るようになっています。
ほかにも建物がいくつかあって、
どの建物もビアンカたちのように1棟に6人で
生活しています。
学校はさらに別の建物があり、
そこでいろんな寮の子たちと一緒にお勉強します。
この不思議な学校には秘密がいっぱいです。
でも探ることは許されていません。
勝手に学校を出ることも許されません。
この学校を出るには年月が経って大人になるか
ダンスで選ばれるかのどちらかしかありません。
もしもこの子のように脱走したら・・・。
どうなるかはネタバレになるので言いません。
無声シーンが多く、女児たちの自然な姿を映す箇所も多いです。
ロリコンほいほいなシーンも多々あります。
制服はアニエス・bが担当。
はじめは新入りイリスに焦点が当てられて
主役のように感じるのですが
本当の主役は美少女ビアンカです。
かわいい<useremoji:142895>
異世界のような雰囲気の中ではありますが
少女の成長を描いた物語です。
現実を誇張した箇所もあると思います。
「この学校でうまく過ごすには服従すること」
という先生の言葉は、まだまだ劣勢である
社会における女性の立場を表しているように感じます。
服従して、きれいにダンスを踊る女の子を
育てる学校です。
二次元では理想の少女です。
女性は美しくて従順が良いという時代遅れな
意見を揶揄しているようにも思えるし
真理を誇張して表現しているようにも思います。
真理というのは、私が
「女性は美しくあるべき」
という考えだからそのように感じるのかもしれません。
だって、がなったり品性のないふるまいをする
女性よりもたおやかな、または凛とした
美しい生き方をする女性のほうが魅力的じゃないですか。
せっかく美の女神が女性であるのだから
美しくあろうと努力した方が良いのではと思うのです。
逆に男性は優しくあるべきだと思います。
本当の意味で強い男性です。
腕力がある分、腕力の弱いものを守って
それていて驕らない。
私の理想の男女像は偏っているのかもしれませんし
夢物語かもしれませんが、あくまで理想だから・・・。
脱線してしまいましたが、
この映画はそういう夢物語に近いです。
少女という幻想を描いた作品。
大好きで、何度も観ています。
鑑賞のたび、しばらくするとまた観返したくなります。
そういう中毒性のある映画です。
少女たちの話すフランス語は
簡単なものが多いのでフランス語をお勉強している
人にもお勧めです。
結構簡単に聞き取れる言葉が多いですし
「そういう言い回しで良いんだ」
と感じるような、口語的表現がわりとありますよ<useremoji:142544>
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